みぞおちが痛い。。。難病!機能性ディスペプシア!!

機能性ディスペプシアについての治療報告

治療 西洋医学編

 

 

僕が行ってきた治療経過を綴っていきます。

 

基本的に日本の医学は西洋医学を取り入れています。

西洋医学とは人体の解剖、病気のメカニズムを解明し研究や論文によって医学的根拠(エビデンス)から有効な治療を行っていく治療です。

機能性ディスペプシアも2014にガイドラインが発行されています。

ちなみに僕は全部目を通しました(笑)

 

P69 FDの治療薬として、酸分泌抑制薬は有効か?

   推奨の強さ(合意率) 1(91%)   エビデンスレベル A

 

エビデンスレベルの高いメタアナリシスは,2006 年以前の報告をもとにしたものである.7つの対象論文 3,725 名に対して行ったメタアナリシスでは,プロトンポンプ阻害薬PPI)による症状軽減効果は,10.6%であると報告されている 1).2006 年のコクランシステマティックレビューによると,対象は non-ulcer dyspepsia ではあるが,ヒスタミン H2 受容体拮抗薬(H2RA)は,11 の試験 2,164 名の解析結果で,プラセボに対して 22%を上回る有効性が示され,PPI を用いた 8 つの試験 3,293 名の解析結果では,14%上回る有効性が報告されている(図 1)2).個々のランダム化試験については,1998 年の報告では 1,248 名を対象にした試験であるが,PPI による有効性は 36%であり,プラセボ(28%)を有意に上回る結果であった 3).しかし,下位分類別では潰瘍型には奏効したが,運動不全型には効果は示されていない.その後 2000 年の報告では,プラセボとの比較で PPI による上乗せ効果が 17.6%と示されている 4).その後も,PPI 治療での有効性がなかったとの報告 5)や,同種 PPI 治療であるにもかかわらず有効性が得られた報告 6)もある.その後の新規 PPI での報告では,4 週間 PPI 治療での有効性が 55.5%とプラセボ(30.2%)を上回ること 7)や 1 週間 PPI 治療での有効性も報告 8)されている.しかし,種々の報告をまとめてみても,酸分泌動態に影響を与える H. pylori 感染の有無別では,その有効性が異なるとの事実もあり,また 8 週治療後での有効性で差が消失するとの報告も多く,今後検討すべき課題も多い.さらには,2006 年に RomeⅢ基準が報告されて以降,その基準に合致した FD患者を用いたランダム化二重盲検比較試験の報告は少ない.RomeⅢ基準に合致した FD 患者を対象にした本邦からの報告では,逆流感や嘔気といった症状での改善効果はプラセボに対して
示された 9).その他オーバーラップとしての異常酸逆流を伴う RomeⅢ基準 FD 患者では,PPI治療が有効であることも報告されている 10).いずれにせよ,日常臨床のなかで汎用されているH2RA でも,FD に対する保険適用はなく,慢性胃炎での半量使用が認められているに過ぎず,PPI においても保険適用は今のところない.欧米を中心としたデータをもとに本文を作成した
が,prokinetics の存在しない国・地域での成績も含まれており,本邦からみた area bias の点も考慮すべきことは事実である.ムスカリン受容体拮抗薬,H2RA,PPI など,有効である可能性を示すこれら薬剤について,その投与量,期間など本邦における成績はまだまだ少ないことから,その標準化には今後のさらなる検討が待たれている.

 

お疲れ様でしたー。

簡潔にまとめると、多分内臓知覚過敏になっちゃってるから胃酸を抑えてみよう。

世界の各地で酸分泌抑制薬を使った群とプラセボ群では使った群では効果10~30%有意に上回っていた研究結果であった。心窩部痛症候群では効果が認められたが、食後愁訴症候群では効果がなかった。ピロリ菌感染の有無やPPI長期間投与においては効果がなくなる可能性があるのではないかということ。

それ以上に思ったのはプラセボ群が良くなりすぎじゃね?

PPI による有効性は 36%であり,プラセボ(28%)を有意に上回る結果であった

・4 週間 PPI 治療での有効性が 55.5%とプラセボ(30.2%)を上回ること

偽薬なのに薬効いてるよキタコレ\(^o^)/で治るやつら。なんなん?

おまいらラムネでも治るんちゃう

 

 

みぞおち痛が主症状だった僕もかかりつけ医から酸分泌抑制薬処方していただきました。

ネキシウムカプセル(PPI)です。

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  • 胃酸分泌の最終過程で働く酵素体内で起こる化学反応を助け、速やかに反応が進むようにする物質の働きをおさえ、強力に胃酸の分泌をおさえます。
  • 逆流性食道炎に伴う痛みや胸やけなどの症状をやわらげるお薬です。
  • 胃潰瘍十二指腸潰瘍の原因となるヘリコバクターピロリ菌主に胃の中に存在する細菌で、胃潰瘍胃がん、血液疾患などの原因となる菌の除菌を補助するお薬です。
  • 胃潰瘍十二指腸潰瘍などを治療したり、再発をおさえるお薬です。

 

ようやくこのみぞおち痛から解放されると服用しました。

1日・・・・

 

2日・・・・

 

3日・・・・

 

 

 

 

 

7日・・・・

 

 

 

おい!効かねーじゃねーーか(`´)

 

                                                     続く